病院訪問道化師は笑いを届ける存在か : 諸外国の事例から
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概要
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日本でも、赤い鼻をつけた道化師が、病院を訪問するという活動がテレビ・新聞等で紹介されるようになった。この活動をする道化師は、「クラウン」と呼ばれ、サーカスのヒ***とは異なる。マジックやバルーンなどの曲芸で入院患者を楽しませることが主たる目的ではない。健康に効果があるということが注目されている笑いを発生させることでもない。病床にクラウンが訪問する結果としての「笑い」は非常に重要であり期待されていることではあるが、お笑い芸人やコメディ映像では代替できないクラウンの存在意義がそこにあるはずだ。現在、日本でもクラウンを病院に派遣するNPO法人が設立され、社会的に認知されつつあるが、病院訪問のクラウンは、どのように始まり、臨床現場でどういうことをし、対象者とどのように関わっているのかを、海外の事例を取上げながら考察する。
- 2006-07-08
著者
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