ヘルメットイシ Sandalolitha robusta に付着するイトカケガイ科の一種ウスカワイトカケガイ Epitonium bullatum
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概要
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沖縄県瀬底島のパッチリーフ上に生息するイシサンゴの一種ヘルメットイシ(イシサンゴ目・クサビライシ科)に付着するイトカケガイ科の一種ウスカワイトカケガイの観察を行なった。1. 貝はヘルメットイシのみの裏面に観察され, パチリーフ上の他のクサビライシ類には付着していなかった。2. ほぼ年間を通して見られるが1月から3月にかけて出現個体は多かった。3. 粘液糸でサンゴ体に固着しており, 殻は白色不透明, 縦肋は板状で発達は弱い。胎殻は3層, 透明, 薄茶色で表面は滑らかであった。蓋は薄く薄黄色。最大及び最小個体は8.2mm及び0.9mmの殻高であった。4. 卵のうは楕円形で1個あたり平均66個の白色不透明の卵を含んでいた。
- 日本貝類学会の論文
- 1990-12-27
著者
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