ヤマトシジミ・セタシジミ・マシジミの染色体
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概要
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著者らは, ヤマトジミ属貝類の染色体を調査した。ヤマトシジミの染色体数は38, セタシジミは36であった。マシジミは, 54の染色体が3本相同の18組に分けられたことより, 倍数性進化によって成立した3倍体の種であることが示された。3種の染色体数及び核型の比較より, ヤマトシジミの祖先種よりセタシジミの祖先種が分化し, さらにそこからマシジミなど雌雄同体種のグループの祖先種が分化したと思われた。
- 1986-10-31