センニンガイの産卵
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概要
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センニンガイは南インドのポルトノボの河口域の泥質干潟に多い。水槽および実験用人工池でその産卵を観察した。センニンガイは水面下の壁面に卵塊を粘着させる(しかし自然状態では, 干潮時の吃水面)。卵塊は長さ24.0∿49.0cm, 幅1.5∿2.0cmの透明なゼラチン質に包まれ, 折重なったリボン状。卵は球型, 直径約125μで薄青色, 径200μの透明な卵嚢に包まれる。各卵塊に約50, 000粒を含む。産卵時の水温は29°∿32℃, 塩分32‰∿36‰であった。卵は96時間後孵化し, ベリジャー幼生となるが, 幼殻は青味があり平滑である。
- 日本貝類学会の論文
- 1973-01-30
著者
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ナタラジヤン R.
Centre Of Advanced Study In Marine Biology
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ラマムールティ K.
Centre of Advanced Study in Marine Biology