沖縄島金武湾の海草藻場におけるホソスジヒバリガイの繁殖周期と産卵
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
生殖巣の組織学的観察をもとに, 沖縄島金武湾の海草藻場のホソスジヒバリガイ個体群の繁殖と産卵について調査を行った。生殖巣の発達する7月から10月の期間中に顕著な産卵のピークが3回確認され, それぞれの産卵ピークの間隔は約45日間であった。また, この期間中(7-9月)に台風が襲来し, その影響により急激な水温の低下が確認された。しかし, 本研究では, 産卵と台風襲来による物理的環境変化(急激な水温の降下)との間に, また産卵と月齢との間に, 密接な関連性を確認できなかった。
- 日本貝類学会の論文
- 2001-09-30
著者
関連論文
- 熱帯海草藻場におけるホソスジヒバリガイの幼生加入過程
- 熱帯性ヒバリガイ属 2 種における浮游幼生及び初期稚貝の殻形態
- 沖縄島金武湾の海草藻場におけるホソスジヒバリガイの繁殖周期と産卵
- P-13 熱帯性イガイ科 2 種の幼生形態と初期生活史(平成 12 年度大会(山口)研究発表要旨)