自己組織化量子ドット超格子と高効率太陽電池への応用(<小特集>量子ドットの使い道)
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概要
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近年,シングル接合太陽電池のエネルギー変換効率を上回る次世代太陽電池の研究開発が進んでいる.本稿では,半導体量子ドットや超格子を導入して60%以上の超高効率化を目指す,従来にない新しい太陽電池について現状と課題を解説する.高効率太陽電池の実現に向けては,高密度で三次元的に全体配列した量子ドット超格子の作製が必須である.私どもでは,サイズ均一性,配列性ともに優れ,かつ高密度に自己組織化成長するという特徴を有する高指数面基板上のInAs系自己組織化量子ドット群に着目し,歪み補償成長法による三次元量子ドット超格子の作製技術,及び量子ドット太陽電池の基礎評価に関して研究を進めている.
- 2006-06-30