多重帰属グループサービスのコンセプト提案 : 個人を中心としたグループサービス(オフィスインフォメーションシステム及び一般)
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概要
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インターネットの急激な進展に伴い,広域イーサネットや無線LANサービス等、サービスの多様化が進んできており,いつでもどこでも容易にインターネット環境が利用できるユピキタス環境での利用が活発化している.個人のワークスタイルも,これまでの時間や場所の枠を越えた形態,例えばSOHOでの利用が可能になってきている.一方,今後の少子高齢化社会を視野に入れた場合,個人の活動も企業内だけでなく,社会や地域との関わり合いが重要となってくると考えられる.本報告では,このような背景を踏まえ,新たなネットワークサービスとして個人の活動をネットワークで支援するサービスを提案するものである.すなわち,個人が所属する企業での活動や社会・地域における活動をネットワーク上のグループ活動として捉え,これらをネットワークで支援するサービスの提案を行う.具体的には,個人の持つ多種多様な活動をネットワーク上で一元的に支援するためのサービスを多重帰属グループサービスと定義し,そのコンセプト,基本アーキテクチャを示すとともに,プロトタイプサービス化したものを例にとり提案サービスの有効性を明らかにする.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2006-05-12