日本からの英米外交への参加 : 友情, 議論, 情報網, 満州事変
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概要
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満州事変の際、日本の外務省が英米関係にかかわりを持つことができたのは、一人の国際法学者と東京在住の一級の日本評論家であったジャーナリストの親密な友情のおかげだったといえる。その国際法学者は、日本の外務省の法律顧問トーマス・バティ博士、ジャーナリストは『ニューヨーク・タイムズ』と『ロンドン・タイムズ』の東京特派員のヒュー。バイアスだった。二人の主権をめぐる法的議論は、日本の満州における軍事行動は国際連盟規約および他の協定に違反するものではないという日本の立場を支持する英国内の意見を再確認するものであった。結果として、日中間の争いに対処する方法において英米間の戦略的な違いをより大きなものとすることとなり、一旦は、カナダも国際連盟内で公然と日本を支持することになった。
- 2004-03-31
著者
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オブラス ピーター
International Relations, Tokyo University of Foreign Studies
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オブラス ピーター
International Relations Tokyo University Of Foreign Studies