乳房切除術を受ける患者の術前・術後のストレス・コーピング
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概要
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本研究は、乳房切除術を受ける患者の術前・術後のストレスコーピングを明らかにすることを目的とした。対象者は外来で病名告知を受け、乳房切除術を受けるために入院してきた8名であった。研究方法は面接法と参加観察法を用い、これらから得られた全データを分析した結果、以下の知見が得られた。1.多くの人が体験していたストレスは、術前は『気持の整理』『術後の状態』『家族』『親戚・近所』であり、術後は『乳房喪失・傷跡』『転移・再発』『術後の状態』であった。2.多くの人が用いていたコーピングは、術前は『情報検索』『違う視点から見つめ直す』『あきらめる』であり、術後は『具体的な解決策を考える』『違う視点から見つめ直す』『あきらめる』であった。
- 和歌山県立医科大学の論文
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