ELISA法による歯周初期治療前後の歯肉溝滲出液プロテオグリカンの微量測定
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概要
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成人型歯周炎と診断された患者(14名)と臨床的健常歯肉を有する者(3名)より歯肉溝滲出液(GCF)を採取し,歯周初期治療前後のコンドロイテン硫酸-プロテオグリカン(CS-PG)の変化をELISA法を用いて検討した。歯周炎患者のGCF中にはコンドロイテン4硫酸-プロテオグリカン(C4S-PG),コンドロイテン6硫酸-プロテオグリカン(C6S-PG),デルマタン硫酸-プロテオグリカン(DS-PG)の検出が可能であったが,健常者からは検出できなかった。歯周初期治療後,GCF中のCS-PGは治療前に比して有意に減少した。以上の結果よりGCF中のCS-PGは歯周炎による組織破壊の指標となる可能性が示唆された。
- 1992-06-28
著者
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