熊本県医師家塾調明治6年による医療教育と使用教科書(35事例)(<特集>第14回(2006年度)年次大会(研究報告会&総会))
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概要
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明治6年1873、白川県(明治22年熊本県と改称)は文部省布告に従って、県下の医師で家塾において医療教育を行っている者に対し、本人の住所・姓名・年令、弟子の族籍・姓名・年令、診療する医療の種類について、調査報告を提出させた。35家の報告書には塾則や使用教科書を附属させて医療教育のありようが記入されている。この報告書に記入されている諸データを分析し、明治初年における医療教育の水準を考察し、近代化への道筋において医療の知識普及がどのようになされたか、を考察する試みである。
- 2006-05-26