学びの場としての知的障害養護学校 -その在り方を考える-
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概要
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養護学校義務制の完全実施から20余年になる。全国の各地に知的障害養護学校が設置され,現在では525校に及ぶ。量的な意味では整備が進んできていると思われるが,果たして児童生徒の学びの場としての「学校」を考えたときに,それが適切に機能しているのであろうか。ここでは,「学校」としての存在を1.児童生徒の存在,2.教師の存在,3.学校という空間,4.教育実践の四要素として取り上げ,それぞれの在り方や相互の影響性について考察した。また,児童生徒の学びの場として存在する「学校」であっても,それが親との相互間に及ぼす影響関係についても触れた。教師個々の,そして教師集団の在り方が,学びの場としての「学校」の在り方を大きく左右することが明らかになった。
- 山梨大学の論文