1 肝炎ウイルス検診の現況とその意義(シンポジウム C型肝炎から肝癌へ,肝癌撲滅を目指して,第601回新潟医学会)
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概要
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わが国には,C型肝炎ウイルス検診の感染者が100万人から200万人存在すると推定され,感染者の中から肝硬変や肝がんに移行する場合があることが明らかになってきたことから,厚生労働省において平成14年度からC型肝炎等緊急総合対策を進めている.老人保健事業における肝炎ウイルス検診では,HCV抗体検査,HCV抗原検査等を実施しており,新潟県における平成14年度のC型肝炎ウイルス検診結果では,53,582人が受診し,478人が感染している可能性が高いと判定され,感染者率は0.89%であった.この検診は平成14年度からの5年間となっているため,平成18年度までに対象者全員に対し検診を実施する必要があり,今後とも受診勧奨を行うとともに,感染者へのフォローアップ体制等について,関係機関と連携しながら検討していくことが必要である.
- 2005-07-10
著者
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