ゲームの著作物性とゲームソフトの競争フィールド設定
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概要
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トラキア事件は,従来の著作物における創作性の議論を完全に覆し,ゲームソフトという複雑な著作物において,構成部分を分解し,それぞれの構成部分について創作性を逐一検討するという分析方法を採用した上で,ストーリーを除く部分の創作性を極めて厳格に解する判示を行った。その結果,ゲームソフトメーカーとしては創作性ラインを考慮に入れてゲームソフトを製作せねばならず,(1)ジャンル外競争では新規ゲームシステムを重視し,(2)ジャンル内競争ではストーリーを重視する,というフィールドに導かれることが予測される。更に,商品多角化戦略に対し,一定のブレーキが掛かる可能性が示唆される。
- 2006-02-18
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