発達障害児をもつ母親の主観的疲労感の変化 : 福祉的介入の効果を探る
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概要
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本研究は「子育て支援」を中心とした社会的サポートについて、発達障害児を養育する母親に提供した効果を、主観的疲労感を用いた縦断的研究で測定したものである。ここでは「子育ちの支援」「親育ちの支援」「親子関係の支援」「はぐくむ環境の育成」を目的とする新たなサポートが必要であること、また、その測定の指標として主観的疲労感に一定の妥当性があることを仮説としてあげた。子どもの生活環境の変化を操作的に定義し、主観的疲労感の変化の様子を分析した結果、疲労感の変動には生活環境の変化が影響していることや、その平均応答数によるタイプの変容などが確認された。これらのことから、十分仮説を検証するには至らなかったが、子育て支援サポートの方向性や、主観的疲労感を評価指標として用いていくことの可能性を確認することができた。
- 2004-03-31
著者
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