社会福祉領域の専攻学生におけるレクリエーション教育のあり方
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概要
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本研究は、社会福祉施設で実習した学生のレクリエーション支援の実態について調査した。本研究では、実習中のレクリエーション支援の経験は、レクリエーションの授業項目の重要認知度に影響するという仮説をたてた。結果をまとめたものを以下に示す。1.73.6%の学生がレクリエーション支援を経験していた。また、その支援の方法は、全部任せられたものが52.8%、一部分担当したものが22.6%、補助的に手伝ったが20.8%であった。2.実習中のレクリエーション活動は、歌、手遊び、手話ソング、楽器演奏、体操であった。これら全てが、授業で実施されたものであった。3.社会福祉施設でのレクリエーション支援は、介護福祉士や寮母が実施していた。そのレクリエーション活動は、毎日、週に1から2回の頻度で実施されていた。4.重要なレクリエーション教育内容は、「レクリエーションのある介護」、「個人、集団のレクリエーション」であった。学生によって、抽出された2項目の重要認知度は、実習中のレクリエーション支援の経験のある者がない者に比べ、レクリエーション授業項目の重要認知度が有意に高かった。このように、初めの仮説は実証された。5.学生の授業に対する要望は、実技では、1)子どもや高齢者、障害者用のレクリエーション、2)簡単なレクリエーション、3)発表レクリエーションがあった。また、講義ではレクリエーション計画を中心に1)レクリエーション計画の立案、2)レクリエーション計画の進め方、3)アレンジ方法が重要な内容であることがわかった。
- 2003-03-31
著者
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