Ischemic Ocular Motor Nerve Palsyを発症した末期腎不全患者の3例
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概要
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長期血液透析患者で外転神経単独の麻痺を発症した3例を経験した.その内2例は同側の眼痛を伴っていた.CTやMRIでは麻痺の原因となるような病変は見当たらなかった.3例とも経過観察中に麻痺の回復を認めた.以上の経過よりischemicocular motor nerve palsyと診断した.末期腎不全患者は,ischemic ocular motor nerve palsyの危険因子(高血圧,糖尿病,粥状動脈硬化)をしばしば有しているにもかかわらず,本症の合併はまれである.
- 産業医科大学学会の論文
- 2006-03-01
著者
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小嶺 憲国
(医療法人)恵友会 折尾クリニック
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大成 圭子
産業医科大学 医学部 神経内科学教室
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村上 美紀
むらかみ眼科医院
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川田 芳里
川田眼科医院
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鈴鹿 佳南子
(医療法人)恵友会 折尾クリニック
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中俣 友睦
(医療法人)恵友会 城野クリニック
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