幼稚園5歳児及び小学1年生の動的家族画 : 発達と家族への思い
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概要
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幼稚園5歳児及び小学1年生各1クラスの子どもの動的家族画を検討した。子ども達の絵は,(1)自分も含めて(2)家族のみんなが(3)何かをしているところを(4)頭の先から足の先まで,描くという動的家族画の要件をどれだけ満たすかに応じて発達する。女児には太陽や花などを描き込む装飾傾向があった。こうした発達差や男女差の中で家族への思いや問題が絵に表現される。動的家族画の投影的解釈はこの時期の子どもの場合適切ではないことを指摘した。