スクールカウンセラーのあり方をめぐる歴史的体験
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概要
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平成7年に学校カウンセリング制度が導入されてから、来年で10年になる。文部省は平成7年から2年計画で実施した「スクールカウンセラー活用研究委託事業」の実績を高く評価すると共に、社会の要望にこたえるべく、年々、スクールカウンセラーの設置校を増加してきた。カウンセリング制度が導入された初年度に、私の勤務する津市立西橋内中学校にスクールカウンセラーが配置された。その時、私は生徒や教職員をスクールカウンセラーにつなぐ仕事をした。委託事業終了後も、三重県教育委員会が「いじめをなくす生徒指導事業」として実施した「こころのカウンセラー」派遣事業や「心のフォローアップカウンセラー」事業、心の教室相談員活用事業を大いに活用させてもらった。私は学級担任・適応指導教室の教員として不登校生の指導援助にあたり、管理職として生徒や教職員とスクールカウンセラーのコーディネート役を担った。退職後はスクールカウンセラーとして学校の外から児童生徒、保護者、教職員等のサポートに当たっている。これまでの3つの異なる立場での私の体験を通してスクールカウンセラーのあり方を考察してみた。
- 三重大学の論文