いじめの意識調査による教育心理学的取り組み : I.中学生の場合
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概要
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いじめの問題は,その被害を受けた人にとって深刻な問題であると同時に,加害者を生み出す現代の家庭,学校,社会の問題でもある。今回,中学生を対象に,いじめられた経験,いじめた経験,いじめを見た経験,およびいじめについての考え方で構成した質問紙を作成して,いじめの意識調査を実施した。その結果をまとめて報告することが第1の目的である。さらに,学校現場へ結果をフィードバックして全教員で検討する試みを実施した。また,幼児教育科の学生教育の教材としても活用した。こうした教育心理学的取り組みが,いじめを予防する対策の一環として機能する可能性を見いだすことも検討した。
- 中国学園大学の論文
- 2004-06-16