子どもがつくり出す協同的な意味の世界の成り立ち : 意味の相互生成によるカウンセリングの可能性を探る
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概要
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閉塞的な状況をつくり出している学校化社会においては,子どもたちの関係不全は,ますます深刻になっている。それは取りも直さず,大人社会の関係不全をも意味している。このような状況のなかで,子どもたちが,つくり出す力である身体性を発揮し合うことによって,他者である友だちの身体性を互いにときほぐしていくという相互的な意味生成によるカウンセリングの可能性の場を探っていきたいと考える。そのような可能性を開いている造形遊びの実践事例を相互行為分析によって考察する。
- 美術科教育学会の論文
- 2006-03-31