貯蔵ジャガイモの発芽に伴う脂質の変動について(第1報) : 中性脂質量ならびに脂肪酸組成について
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概要
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1.本研究はジャガイモを20℃区、5℃区に貯蔵し、発芽状況を比較すると共に脂質の変動を調べることによりジャガイモの発芽生理の一端を研究したものである。2)20℃区では貯蔵2週後(収穫後4ヶ月)に発芽しはじめたが、5℃区では2ヶ月近くも発芽を抑制することができた。3)20℃区ではTL、NPL(総NPL、TG、DG、FFA、S)は発芽と共に増加したが8週後では減少した。一方5℃区では2週後にかなり増加しその後減少した。4)ジャガイモのTGを構成する主要脂肪酸はリノール酸、パルミチン酸、リノレン酸の3種であり、このうち最も変動の大きかったのは20℃区におけるリノレン酸で発芽初期には少し減少したが、発芽の伸展と共に急増した。
- 賢明女子学院短期大学の論文
- 1980-03-10
賢明女子学院短期大学 | 論文
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