高速液体クロマトグラフィーによるピルビン酸、α-ケトグルタル酸およびオキザロ酢酸の測定
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概要
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本研究は高速液体クロマトグラフィーによる既知のα-ケト酸(ピルビン酸、α-ケトグルタル酸およびオキザロ酢酸)の分離定量を確立することを目的としたものである。1.充填剤をLiChrosorb SI-60 (5μm, Merk)を4.0, I.D×15cmのステンレススチール管にpackし、溶離液としてクロロホルム:n-ブタノール:酢酸:水(50:5:5:50, v/vと、石油エーテル:ギ酸エチル:プロピオン酸、(65:35:5, v/v)を使用し、検出波長を350nmとした。2.両溶離液とも3種のα-ケト酸を良好に分離し、クロロホルム:n-ブタノール:酢酸:水の系ではピルビン酸は一つのピークとして検出されたが、石油エーテル:ギ酸エチル:プロピオン酸の系ではsyn-型とanti-型に分離することが明らかとなった。またその時の平衡関係は1:4であった。3.オキザロ酢酸については脱炭酸してピルビン酸に変換すること、また本実験における結果からその率は18.4%であった。
- 賢明女子学院短期大学の論文
- 1979-03-10
賢明女子学院短期大学 | 論文
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