植物組織におけるα-ケト酸の役割とその代謝に関する研究(第1報) : 薄層クロマトグラフィーによるα-ケト酸の分離と性質について
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概要
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本研究の結果を要約すると次のごとくである。1)既知のα-ケト酸すなわちオキザル酢酸(OAA)、α-ケトグルタル酸(α-KG)およびピルビン酸(PA)をヒドラゾンの誘導体にし、TLCを用いて各種の展開溶媒で分離したところ、クロロホルム: n-ブタノール:酢酸:水(50:5:5:50v/v)と、石油エーテル:ギ酸エチル:プロピオン酸(65:35:5v/v)の2溶媒が優れていることがわかった。2)ケト酸が熱、光などの物理的な処理によりどのような変動を示すかを調べたところ、OAAについては熱湯、紫外線処理によりほとんど完全に分解され、PAに移行することを認めた。したがって特にOAAの定量の場合はできるだけ低温下で、しかも紫外線を含む光線を遮断しなければならないことが明らかとをった。
- 賢明女子学院短期大学の論文
- 1978-03-30
賢明女子学院短期大学 | 論文
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