食品の粘質物に関する研究(第4報) : レンコンの粘質物について
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概要
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1 レンコンより粘質物を抽出したところ粉末状のものが得られ、これは水分を与えると著しい粘性を示した。なお収率は原料の0.08%であった。2 粘質物はタンパク質と糖質を4:1の割合で含むことがわかった。3 粘質物構成糖としてはグルコース、ガラクトース、フラクトース、アラビノース、グルコサミン、ガラクトサミンおよびガラクチュロン酸の7種類の糖が認められた。4 タンパク質定性反応および酸分解法により構成アミノ酸を検索したところトリプトファン、アルギニン、ヒスチジン、ロイシン、イソロイシン、フェニールアラニン、チロジン、アラニン、スレオニン、グリシン、シスチン、グルタミン酸、アスパラギン酸、セリン、アルギニン、リジンおよびバリンまたはメチオニンか、あるいは両者を含むことが認められた。5 粘質物のN-末端アミノ酸としてアルギニンが、C-未端アミノ酸としてグリシンが存在した。
- 1974-03-10
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