企業グループの安定性と企業間連携 (小森瞭一教授古稀記念論文集)
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概要
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ある企業が別の複数の企業との間に、資本取引や、財・中間財の取引といった企業間関係を有している場合、こうした企業間関係により構成されるネットワークを企業グループとしてとらえることができる。企業間関係が長期的・継続的に保たれることで円滑な取引が実現することを考えれば、安定的な企業間関係は、企業グループの安定化を通じて企業組織や取引の効率性を高めることにつながる可能性がある。本稿では、こうした仮説に基づき個票データによる実証分析を行い、いくつかの重要な知見を得ている。In case a firm has business relations such as capital transactions or goods/intermediary goods with other corporations, the network organized by this kind of connection between firms can be regarded as a firm group. If smoothing of business transactions is achieved by a long-term and continuative relation between corporations, the stable business relations can probably enhance the efficiency of enterprise organizations and the utility of business transactions through the stability established in firm groups. Evidential analyses by the individual data made on the above hypothesis to be shown in this paper have found some important facts.
- 同志社大学の論文
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