植木産地の形成要因に関する事例的研究 : 鈴鹿市鞠鹿野地域の場合
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
植木産地の形成要因を明らかにする目的で,鈴鹿市鞠鹿野地域の実態を調査し,その形成要因の分析を行なった.本地域は「三重さつき」を主品目にした寡品目専作型の新興産地で,農業地域として安定しており,少数の専業者指導の下に,植木栽培をとり入れた複合経営農家がふえ特産地化した.需要増大期に東名阪道路が開通し,流通網が拡大したことが急速な産地形成の主原因をなしているが,流通機構・出荷態勢などには改善の余地があり,零細兼業農家の経営を安定させる方策を構ずる必要がある.
- 千葉大学の論文
- 1981-03-28