cdk抑制因子p21及びp27の培養細胞におけるアポトーシスへの関与
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概要
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細胞周期の進行に対して抑制的に機能するcdk抑制因子で "universal inhibitor" である,p21及びp27の培養細胞(PCI2)における潜在機能を検索するため,上記2種の蛋白質を過剰発現させ,その際の細胞の形質変化を解析した。DNA ploidy pattern の解析と免疫蛍光抗体法による形態観察の結果,p21及びp27を一過性に過剰発現させることで,PC12細胞にアポトーシスが誘導された。このことより,p21及びp27蛋白質はcdk抑制因子としての機能と共に,アポトーシス誘導という2つの機能を有していることが示唆された。
- 北里大学の論文
- 2002-04-30