肺癌におけるcdk2,並びにパートナー分子の細胞増殖への関与
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概要
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細胞周期のG1期からS期にわたり機能するサイクリン依存性キナーゼ2(cyclin-dependent kinase 2; cdk2)と,そのパートナー分子であるcyclin E, cyclin Aの肺癌における細胞増殖への関与を解析するため,上記3種蛋白質の発現の異常について検索した。免疫組織染色,immunoblotting, flow cytometryによる解析の結果,cyclin A-cdk2複合体の過剰発現は肺癌における細胞増殖の規定因子の一つであり,一方,cyclin E-cdk2複合体の発現は細胞増殖能と相関せず,むしろ老化,分化に関与している可能性があることが示唆された。
- 北里大学の論文
- 1999-08-31
著者
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