靴で治す足のトラブルと超弾性ワイヤーによる巻き爪治療の実際
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概要
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足のトラブルに対して,様々な装具治療や手術的治療が行われることが多いが,もっとも重要な,「靴」について注意が払われることは少ない。また,靴選びについて様々な誤解や誤った知識が横行している。日常はいている靴を正しく選び,ドイツ靴医学に基づいたインソールを使用することによって患者の苦痛は軽減または消失し,歩行状態が改善する。手術適応といわれていた患者でも,手術を回避できることがしばしばある。同じく足のトラブルとして巻き爪・陥入爪は日常診療でよく遭遇する疾患であるが,いまだに抜爪や消毒のみの治療を受け続けている患者も多く,適切な治療が行われているとはいいがたい。超弾性ワイヤーを用いた爪の形状矯正方法が最近登場したが,治療に際しての患者の苦痛も少なく,非常に短期間に疼痛が消失する。筒型に巻いてしまったような強度な巻爪でも十分矯正可能であり,その方法と症例について紹介する。
- 2004-09-17
著者
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