放射線科画像診断の発達
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概要
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コンピューターの発達に伴い,近年の放射線画像診断の発達はめざましく,より高速,精細かつ広範な撮像が可能となり,撮像後のデータ処理も大量かつ高速化している。CT,MRI,超音波検査ともに撮像法の自由度が増しており,目的に応じて撮像法が選択,組み合わされ,3次元画像も実用化している。臨床的には診療初期での診断,治療の効果判定,経過観察に画像診断の果たす役割はますます高まっており,より大量かつスピーディな画像診断が求められている。画像診断の分野においてもデジタル化の波が押し寄せており,画像の圧縮,保存,呼び出し,転送に威力を発揮しつつある。核医学分野では癌診断において,フルオロ-2-デオキシグルコース(FDG)を用いた腫瘍PET(FDG-PET)が近年注目されている。
- 日本保険医学会の論文
- 2003-03-17