特定疾病保障保険における乳がん90日待ち期間の逆選択防止効果について
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概要
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平成8年に乳がんに対する90日待ち期間を設定した後の,特定疾病保障保険金の支払状況について検討した。待ち期間の設定前に比べて,乳がんに対する支払指数が著しく低下した。また,乳がん以外の悪性新生物の発生指数も低下し,がん全体における支払指数も低下した。乳がん90日待ち期間の設定によって,特定疾病保障保険金の支払指数は低下し,逆選択による加入に対して有用であったと考えられた。
- 2001-12-17