都道府規則に見た死亡指数と入院発生指数
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概要
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死亡率と入院発生率には地域により差があることが知られているが,地域格差を詳細に検討した報告はない。今回,死亡については昭和57年から平成5年までに標準体で成立した契約を対象として,第10保険年度までを平成2年から平成5年にかけて,入院については昭和58年から平成5年までに標準体で成立した契約を対象として,第10保険年度までを平成3年から平成5年にかけて観察した。死亡については第5回全会社生命表ベース,入院については当該入院特約の予定入院発生数を使用し,性別・都道府県別の死亡指数と入院発生指数を求めた。この死亡指数・入院発生指数と国民都道府県別調整死亡率(当社の契約保有構造に調整)及び10万人当たりの病床数などとの相関分析を行った。その結果両者には異なる影響因子が存在していることが示唆された。
- 1996-12-15