告知書および健康管理証明書扱証明書改訂に伴う告知ならびに異常所見出現率の変化
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概要
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日本生命では1992年(平成4年)4月に,告知書ならびに健康管理証明書扱証明書(『証明書』)面の改訂を行った。改訂に伴って生じた告知出現の変化ならびに『証明書』記入内容の変化を検証するため,告知書改訂前と改訂後での告知出現率および『証明書』項目異常出現率を比較解析し,これら諸変更が新契約危険選択に与える影響について検討を加えた。今回の改訂趣旨「被保険者に分かりやすい告知書」に沿っての告知質問内容の具体化・簡明化が図られたが,本研究の結果,告知質問事項の変更について成功を納めたことが判明した。一方,被保険者のプライバシー保護問題と労働安全衛生法の改正に伴う検査項目の拡大等に対処するために改訂された新『証明書』は,客観性・具体性が著しく増加し危険選択精度が大幅に改善されたことが結論付けられた。
- 1994-12-15