当社条件体契約における選択方法別死亡状況
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概要
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昭和55-62年度の本社条件体契約について選択方法別に死亡状況を調べたところ,面接士グループおよび人間ドックグループの数が少ないため社医グループ,嘱託医グループ,代用診査についての比較となった。経過件数と死亡件数は,料増法について各々82,206件,575人;374,555件,2,259人;45,101件,156人で,削減法について各々28,015件,149人;131,172件;499人;15,409件,43人である。料増法について,死亡指数は代診,社医グループ,嘱託医グループの順に良好で,超過死亡指数E別に比べるとE;80:170においては社医グループがわずかに代診より優れている。削減法でも,死亡指数は代診,社医グループ,嘱託医グループの順に良好であり,削減年数別にみると代診はS2でわずかに劣るほかは全体に良好で,社医グループは嘱託医グループに比べS3,S5で優れ,S1,2,4,で同じになっている。以上より,代診を増やすことが望ましいことと,社医診査の重要性が条件体においても明らかになった。
- 日本保険医学会の論文
- 1990-12-15