保険料率と新契約時診査内容状況
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概要
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昭和62年度の当社における新契約時診査内容状況を保険料率別に調査した。社医扱い,嘱託医扱い,代用診査扱いにて選択を行った者を対象とし,それぞれの取扱いについで性別,料率別(普通料率と団体料率)に分け,告知,検診所見の有無率,体格,血圧分布,尿蛋白,尿糖の陽性率を比較検討した。結果として検診所見の有無率,女性の尿蛋白の陽性率など一部を除いて,おおむね団体料率が普通料率よりも良好な診査内容状況であることが判明した。これにより既に報告されている死亡における団体料率の優位性が診査内容状況からも説明されるものと思われる。この理由として団体加入時に健康な人が選択されていることや,比較的大きな団体での良好な労働条件や健康管理の充実などが考えられる。
- 日本保険医学会の論文
- 1989-12-15