標準下体再保険契約の死亡率調査
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概要
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我々は,昭和28年7月より昭和61年3月までの間に,当社に標準下体契約として再保険された契約について死亡率調査を行なった。観察期間は契約始期より昭和61年3月までの間に再保険契約として有効に継続した期間である。この期間は極めて長期にわたるので,昭和40年3月以前を除き,それ以降について昭和50年3月を境に,前期と後期に分けて調査した。今回の調査結果を列記しよう。1)高血圧に他の欠陥が合併するとき,その欠陥が心肥大,糖尿のとき死亡指数が高かった。2)胃潰瘍,十二指腸潰瘍の手術例では,死亡指数が高く,死因では癌によるものが多かった。3)死亡指数がきわめて高い欠陥として肝肥大があり,肝硬変による死亡が多かった。4)肺結核の死亡指数は思いのほか高く,また逓減性危険ではないようである。
- 日本保険医学会の論文
- 1988-12-20
著者
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