人間ドックによる選択
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概要
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昭和60年度に人間ドックによって選択され契約された1,425件について若干の分析をした。主契約標準体の占率は95.9%で他の選択手段に較べて高い。標準体死亡指数は69.7で他の選択手段に較べて低い。主契約標準下体の原因となった欠陥は循環器疾患と消化器疾患が多く,循環器疾患は37.0%,消化器疾患は24.7%である。主契約標準下体契約における主要な欠陥の全欠陥に対する占率は,肝臓病。肝機能障害,糖尿病・糖尿・高血糖,高血圧が高く,いずれもほぼ同じ18%前後であり,人間ドック取り扱いによる全契約件数に対する出現頻度はそれぞれ0.01程度である。主契約標準下体の原因となった主要な欠陥について告知のあった割合は平均17%と極めて低かった。
- 日本保険医学会の論文
- 1988-01-20