「腰痛」の入院・死亡発生状況について
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概要
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昭和54年6月より昭和60年3月までの加入時欠陥を腰痛とした当社契約の死亡,災害死亡,傷害,災害入院,疾病入院の発生状況について検討したところ,男子では,死亡指数は低かったが,災害入院発生指数は予定発生指数を越え,疾病入院発生指数も当社標準体のそれを越えた。女子は件数は少ないが,発生指数はいずれも低かった。加入時の査定評価で腰痛を第一欠陥とするも標準体と査定した群団の入院発生指数は当社標準体の発生指数より高く,割増率を高くした群団でもそれに対応した高い発生指数は示さなかった。加入時欠陥腰痛で標準体とした群団を細分化して分析すると特に腰部打撲の疾病,災害入院発生指数が高かった。加入時欠陥腰痛の群団で入院したものを災害+疾病の合算で見ると割増率と発生指数は比例せず一定の傾向は見られなかった。
- 日本保険医学会の論文
- 1988-01-20