B-10-15 ターミネーションコードの開発について(B-10. 光通信システムA(線路), 通信2)
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
近年、光通信需要の高まりによって室内設備に対するユーザの要求が多様化してきており、レイアウト変更及び故障修理に即応することが望まれている。現在の施工方法では、光キャビネット〜ONU間をインドア光ファイバにて配線し、ONU内にてターミネーションピグテイルと接続し、光心線を素線収納(図1)している。室内配線においては、インドア光ファイバを過度に曲げるなどの要因により断線故障が発生する。また故障発生の要因として、光ファイバの知識の少ないユーザがレイアウト変更した際に、一般的なケーブルと同様に光ケーブルを扱い断線させる事例がある。この場合、故障修理のためインドア光ファイバを配線しなおす必要があり、故障修理に時間がかかる等の課題がある。これらの課題を解決するため、室内に分界点(コネクタ接続点)を持たせ、分界点〜ONU間を光コード化(図2)した。これにより、コードの張替えにて室内故障を迅速に復旧させることができ、またユーザによる簡易なレイアウト変更等も容易に実施できる。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2005-03-07
著者
-
鎌 光男
NTTアクセスサービスシステム研究所第二推進プロジェクト
-
青山 浩
NTTアクセスサービスシステム研究所第二推進プロジェクト
-
青山 浩
Nttアクセスサービスシステム研究所
-
中谷内 勝司
NTTアクセスサービスシステム研究所
-
鎌 光男
Nttアクセスサービスシステム研究所
関連論文
- FTTH時代に対応する光のDIY技術(サービスの現状と将来展望,FTTHの進展とサービス展開)
- B-10-19 「曲げ」「折り」「結び」が自在な光ファイバコードの開発(B-10.光通信システムA(線路),一般講演)
- R&Dホットコーナー D.I.Y感覚で光配線を容易にできる曲げフリー光ファイバコードを開発
- 「曲げ」「折り」「結び」が自在な光ファイバコードの開発
- B-10-9 FTTHの即応化・経済化を実現する宅内光配線技術(B-10. 光通信システムA(線路), 通信2)
- R&Dホットコーナー FTTHの即応化・経済化を実現する宅内光配線技術
- B-10-4 インドアチューブの開発 : ケーブル外被把持型コネクタ(FAコネクク)の適用拡大技術(B-10.光通信システムA(線路),一般講演)
- 屋外線中間接続技術の検討 : 支持線接続方法
- B-8-47 屋内配線用線材の高周波域における環境特性(3)
- B-10-2 クロージャの後設置が可能な小心架空光ケーブルの開発(B-10.光通信システムA(線路),一般講演)
- B-10-16 セミ被害対策用ドロップ光ファイバの検討(B-10. 光通信システムA(線路), 通信2)
- B-10-8 クマゼミ被害対策ドロップ光ファイバの検討(B-10.光通信システムA(線路),一般講演)
- R&Dホットコーナー ソリューション クマゼミ対策を施した「防護壁型ドロップ光ファイバ」の開発
- B-10-15 クマゼミ対策用テープドロップの検討(B-10.光通信システムA(線路),一般講演)
- B-10-15 ターミネーションコードの開発について(B-10. 光通信システムA(線路), 通信2)
- 光サービスの経済化・即応化に貢献するR&D (特集 光媒体網R&Dの取り組み)
- R&Dホットコーナー 新たな少心架空光ケーブルおよび小型架空光クロージャの開発
- B-10-12 大量光開通工事に最適な架空光クロージャの開発(B-10.光通信システムA(線路),一般講演)
- B-10-7 大量光開通工事を実現する架空光コネクタの開発(B-10.光通信システムA(線路),一般講演)
- B-10-5 大量光開通工事を実現する架空接続技術(B-10.光通信システムA(線路),一般講演)
- B-10-7 光アクセス網の効率的な架空配線形態に関する一考察
- B-10-17 セミ被害対策用ドロップ光ファイバケーブル技術の検討