腎手術時のエックス線写真撮影におけるインスタントフィルムの応用に関する研究
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概要
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腎手術時のエックス線写真撮影は,腎切石術や腎盂切石術時の遺残結石の有無を確認するために行われている。また腎動脈狭窄症や腎腫瘍に対して腎体外手術が行われるさいにも行われることがある。しかし,フィルムの大きさが適当でなかったり,フィルムの現像に時間がかかり腎阻血時間が延長するなどの難点がある。このような難点を解消するために,インスタソトフィルムを術中写真に用いることがあるが,各種フィルムの最適な撮影条件はいまだ検討されていない。今回はフィルムを感度別に3グループに分け,各種結石との撮影条件,さらにイヌの腎およびヒト摘出腎を用いて体外での腎血管造影における撮影条件を検討した。結果は腎結石の手術時における遺残結石の確認,および体外での腎血管造影でも,感度がISO200〜400のグループのフィルムが最も実用的であった。
- 北里大学の論文
- 1988-10-31
著者
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