光ファイバケーブルの歴史 : 一開発技術者のメモワール
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概要
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光ファイバ及びケーブルの開発・実用化は、1970年代に始まった。そして30年たった現在、光ファイバ通信は、産業界の大きな柱に成長した。日本のこの関係の研究・開発・実用化は、関係者のたゆまない努力によって、開発の初期から世界最高のレベルを維持し、光ファイバ通信の普及に大きな役割を果たした。光ファイバ及びケーブルの開発の経緯については、既にフェローを授与されたOFTのメンバーの方々により、余すところなく紹介されている[1,2,3]。この論文では、前出の論文であまり触れられていなかった開発スタートの頃のトピックス、世界で初めてケーブル化・現場接続・屋外布設に成功したこと、ファイバ寸法の標準化、そして日本の開発研究者と国際学会との関わり合い、等に就いて述べる。前出の論文と併せ読んでいただければ幸いである。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2006-02-24