地域看護実習における市町村・保健所での実習終了後カンファレンスの指導方法
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概要
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実習カンファレンスにおける教員のはたらきかけの内容と学生の学びを調べることにより,その教育的意義を明らかにし教員の指導方法を検討することを目的とする.調査項目は教員がはたらきかける際に着目したこと,意図的に伝えようとした内容,用いた方法及び学生の学びである.調査対象は市町村・保健所での実習終了後カンファレンス1回分であり,カンファレンスでの教員と学生のやりとりを分析対象とした.その結果,カンファレンスの教育的意義とは,学生個々の理解状況を見極めることにより行政に所属する保健師活動固有の側面から看護援助とは何か学生が捉えることを促すことであった.以上から,カンファレンスにおける教員の指導方法は,カンファレンスの目的に沿った内容を意図的に伝える,着目点や手段を適切に判断し理解状況に応じたはたらきかけを行う,実習体験に看護の意味を加えるはたらきかけを行う,であると考えた.
- 長野県看護大学の論文
- 2003-03-31
著者
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