統語素性を利用した構文解析
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概要
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現在我々の研究室では範疇文法に拡張を加えた文法をモデルに用いて英和翻訳システムを開発している.従来の我々のシステムには多数の用法を持つ単語が多用されると解析木が爆発的に増加する問題があった.今回システムに新たに統語素性という概念を導入し,実際に多用法を持つ現在分詞,過去分詞,述語形容詞を効率的に解析する手法を提案する.また同様にシステムに負担をかけることが予想される構文的な曖昧性を含む文については統語部門の負担を減らすために曖昧性の検証を構文解析部門で行わず,構文解析後に解析木の枝をつなぎかえる手法を提案する.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2006-03-16