検査間相関関係から見る各種質問紙性格検査の妥当性の検討 : YG性格検査、MAS不安検査、淡路式向性検査、IDV独自性検査、精研式パーソナリティ・インベントリー・オールポート・ヴァーノン人格検査
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概要
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情動・行動・価値観等にわたって、臨床的によく用いられる、あるいは興味深い質問紙性格検査6種類を同一被験者に実施し、その相関関係に基づき、因子分析(バリマックス回転)を行った。4つの因子が抽出された。第1因子(F1) : 不安・緊張・情動不安定性因子第2因子(F2) : 外向・社交・活動性因子第3因子(F3) : 価値観(男性的-女性的)因子第4因子(F4) : 自己・自我・主張性因子相関行列とこの因子分析結果を参照しながら検討すると、精研式パーソナリティ・インベントリーを除いて、各検査は、他検査の臨床尺度と関連的であったり(YG性格検査・MAS不安検査・淡路式向性検査)、あるいは独立的であったり(IDV独自***求検査・オールポート・ヴァーノン人格検査)しながら、それぞれ目標とする臨床尺度を測定する妥当な検査であると言い得よう。
- 2004-03-25