95年農業センサスに見る構造問題
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
1995年農業センサスの結果が発表されつつある。膨大な報告書の一部が発表されただけで,まだ全容がはっきりしないが,既発表のかぎりでも,農業構造問題を考える上で幾つか注目すべき事実が明らかになっている。以下,若干の数値を検討するなかで,今次センサスに現れた特徴的な農業構造のうごきをみることにしたい。結論的にあらかじめいっておおけば,上層経営形成は一つの段階を画するところにきてはいる。しかし,農政が期待する゛経営体″による農業生産の掌握という展望は,いまのままでは描きにくい,ということである。
- 東京農工大学の論文
- 1996-04-01
著者
関連論文
- 村田武・田代洋一編『21世紀の農業・農村』 : 農業における現在の動向(論点をめぐって)
- コメ大凶作と日本農業の未来
- "不測の事態"への備え
- 「持続的な発展」のために
- 日本の園芸生産
- 95年農業センサスに見る構造問題
- 農のあるまちづくり : 都市農業と都市農地
- 花田仁伍著, 『小農経済の理論と展開』-日本農業における価値法則の展開とその論理-
- 改革後の地価に関する若干の問題
- 的場徳造編, 『九州における経済と農業』, 東京大学出版会, 1959年4月刊, A5判, 461頁