モバイルネットワークにおける最適経路制御(<特集>国際標準に向けたテレコム技術とその効用論文)
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概要
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将来のモバイルユビキタスネットワークでは,移動通信網(3G, System Beyond 3G)や無線LAN/無線MANなど様々なアクセスネットワークが遍在し,ユーザは複数の通信インタフェースをもつモバイル端末を用いて,複数の通信アプリケーションを同時に利用することが想定される.アクセスネットワークはそれぞれ異なる通信品質をもっており,また,エンドユーザが享受するアプリケーションの品質条件も異なっている.本論文では,複数の通信インタフェースをもつモバイル端末に対し,アプリケーションに適した通信品質を効率良く提供するための経路選択方式を提案する.提案方式では,アプリケーションが要求する品質条件と,アクセスネットワーク及びコアネットワークの特性や状態とを比較することにより,アプリケーションごとに最適なアクセスネットワークを選択し,また,コアネットワーク内で最適な経路を選択する.これにより通信品質向上とネットワーク資源の有効利用を実現する.また,このようなアクセスネットワーク選択機能及びコアネットワークの経路選択機能に関して,IMT-2000に関する標準化団体である3GPP(The 3rd Generation Partnership Project)において,特に,サービス仕様を扱うTSG-SA WG1にて仕様策定中であるAIPN(All IP Network) Feasibility Studyに対して行った提案活動について紹介する.
- 2006-02-01
著者
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