葉粒の研究第二部(アカネ科) : XIII.アカネ科に於ける葉粒植物と葉粒の所在(第2部)
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概要
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本論文に於て,アカネ科の葉粒植物と葉粒の所在について発表した。アカネ科の葉粒植物は11属に亘って存在することが明らかにされて来た。内Pvvetta属には約350種,Psychotri属には約50種,存在し,之等はAfrica, Madagascar, India, Indonesia等の地方に分布していることが知られている。Coprosma属では90種の内約40種が葉粒植物として認められ,之等はTasmania,東部Australia, Borneo, Hawaii, Juan Fernandez島(チリー)及びNew Zealandを含む線内の島々に分布している。著者は1967年,AustraliaとNew Zealandでアカネ科のPavetta, Hodgkinsonia, Rothmannia, Gardenia, Psychotria及びCoprosma属に新に葉粒植物を発見,記載し其の内の或種のものから葉粒菌の分離に成功した。次に新たにアカネ科植物の葉粒の所在位置をBremekampに従い次の様に再分類した。I.葉粒は主脈に沿って存在するもの。1.葉粒は主脈に沿って限られて存在するもの。2.葉粒は主脈と枝脈の分岐点に限って存在するもの。II.葉粒は主として枝脈上に存在するもの。III.葉粒は散在して存在するもの。1.葉粒は粟面全体に散在するもの。2.葉粒は粟面全体に散在するが一部は主脈と枝脈の分岐点にも存在するもの。
- 千葉大学の論文