Learner Beliefs about the Enjoyment and Usefulness of Classroom Activities and the Effects on Student Motivation
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概要
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日本の大学での「英会話」の授業における昨今のコミュニカテイブ・スタイル(コミュニケーションに重点を置いたスタイル)への傾倒は、教師と学習者の役割という点で誤解や誤伝達という危険性を産み出している。よく学習者は授業内容をただ受ける立場としてみなされており、彼らはタスクを行う理出を尋ねもしないのである。学習者の高校生時代の学習経験を鑑みた上で、授業に対する予想のギャップ(差異)を検証する必要性がある。学習者が抱く考えや信念が、彼ら自身の認識や判断に影響を与えたり、授業中の態度にも影響を与えるため、学習者のニーズに合ったプログラムがあれば動機づけや永続性を向上させるのではないだろうか。大学生は実際に楽しめるアクティビィティーや有益なアクティビィティーを評価している。学生達は伝統的な教室でのアクティビィティー、特に発音、暗記、辞書引き、テープのリスニングが最も有益とみなしている。かといって、これらのアクティビィティーは楽しめるものとは高く評価されているとは限ちない。これはつまりアクティビィティーの容認という点で、学習者は正確性を強調するアクティビィティーを高く評価する傾向にあることを示唆している。
- 2005-07-10