庭園樹木苗木形態の量的表示
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概要
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庭園苗木の発育規準の量的表示をするために1958年8月に愛知県稲沢市矢合部落において、当業者の圃場の三年生苗木26種類を選び、地上部の長、地下部の長、地上部重量、地下部重量、全重量、根元の直径、根の拡りの直径、岐根の数(分岐部直径1mm以上)、枝の数、枝の総数、枝張りの幅、枝張りと幹長の比、根張りと根長の比、根張りと枝張の比、T-R率、比較苗高、全重量とT-R率の比、全重量と地上部の長さの比、根部重量と地上部の長さの比、根部重量と全重量との比の20項目について調査測定した。苗木の発育は各樹種により特性があり、又環境仕立方の相違によつても異つて来るので各樹種間では比較にならないが、主なる調査項目について、その比率の数値と樹種個体数は次のようであつた。(1)TR率は1以下が3種類、1〜2が15種類、2〜3が5種類、3以上が3種類であつた。(2)比較苗高は、30以下2種類、30〜50が10種類、50〜70が8種類、70以上が6種類であつた。(3)全重量と地上部の長さの比は、1以下5種類、1〜2が10種類、2〜3が5種類、3以上が6種類であつた。(4)根部重量と全重量との比は、0.1〜0.3で2種類、0.3〜0.5が22種類、0.5以上が2種類であつた。
- 社団法人日本造園学会の論文
- 1960-03-31
著者
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